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内科(消化器科・呼吸器科・循環器科)
〒233−0004
横浜市港南区港南中央通13−24
電話 045−843−9927

Q.花粉症はどのような病気でしょうか?

A.空気中に飛んでいる花粉が、鼻の粘液や目に入り起るアレルギー症状を花粉症といいます。毎年、樹木や草花の花粉が飛ぶ季節に繰り返して起ります。

☆花粉症を完全に治すことはむずかしいですが、日頃の生活に注意し、早く医師の診察を受けてあなたに合った薬を服用すれば、花粉症の季節を支障なく過ごすことはできます。

Q.花粉症の原因となるものとは何?

A.主な花粉症原因は、ハンノキ属・スギ・ヒノキ科・シラカンバ・イネ科・ブタクサ属・ヨモギ属・カナムグラ等の植物です。花粉以外のアレルゲンはダニ、カビ、酵母、ホコリなどが挙げられます。

☆スギ花粉の正体は雄花です。花粉葯中には約3300個の花粉があります。雄花は7月の始め頃から作られますが、この季節に暑い天気が続きますと花芽が多くつき、初秋へと発育し雄花の花粉が豊作になります。そして最盛期には多くの花粉飛びます。

Q.花粉症はどうして起こる?

A.アレルギーを起こす物質を抗原(アレルゲン)といいます。その中に花粉があり、私たちのからだにとって異物です。花粉が体内に入ると、あなたの体が花粉を侵入者と認識し、抗体を作ります。その抗体は肥満細胞にくっつきます。再び花粉が侵入してきた時に、侵入してきた抗原(アレルゲン)と体内で作られた抗体とが反応しますと、ヒスタミンなどの化学物質が放出されてきます。このヒスタミンなどの物質は知覚神経を刺激します。この神経の刺激が、くしゃみなどの花粉症症状を起こします。

☆約40年前に日光地方で発見されたのがわが国のスギ花粉症の始まりでした。
 今や花粉症は、6人に1人とも言われている国民病になっています。一旦、花粉症になれば、自然に治ることは少なく、ほとんど生涯にわたり管理することが必要になります。

★花粉症は、素人治療を続けていますと効果が不十分のうえ、いろいろな症状(体がだるい、頭が重い、疲れやすい、眠れない、集中力が出ないなど)があらわれる場合があります。また、放置していますと、だんだんと症状が強くなり悪循環に陥ることがあります。

●対症療法について

 花粉の本格飛散の始まる2週間ほど前から、あなたに合った薬を服用すると シーズン中の症状を和らげます。この初期療法はかなりの効果が期待できます。最近では副作用の少ない(眠気がほとんど無いなど)薬が開発されています。

○薬物治療として主に当院より処方のあるお薬

点鼻薬

血管収縮薬        ・トーク
ステロイド薬        ・フルナーゼ
第2世代抗ヒスタミン薬 ・リボスチン、ザジテン
CM遊離抑制薬      ・インタール

点眼薬

抗炎症薬         ・AZ
ステロイド薬        ・フルメトロン
第2世代抗ヒスタミン薬 ・リボスチン、ザジテン、パタノール
CM遊離抑制薬      ・インタール、リザベン

内服薬

ステロイド配合剤     ・セレスタミン
抗ロイコトリエン薬     ・キプレス、シングレア、オノン
第2世代抗ヒスタミン薬  ・クラリチン、アレグラ、ジルテック、エバステル、アレジオン、タリオン、ゼスラン、セルテクト、アゼプチン等
CM遊離抑制薬       ・インタール、リザベン

☆薬の服用中は眠気がでることもありますので注意してください。アレルギーを抑える薬は市販のものもありますが、薬の選択や使い方が適切でないと効果が十分にあらわれなかったり、悪くなることがあります。医師の診察を受け自分に合った薬を処方してもらいましょう。
             

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